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人を傷つけることが、なぜ悲しいことになるのかを。

旭川女子中学生いじめ凍死事件で思うことを書いてみる。

旭川女子中学生いじめ凍死事件は、2021年2月に発生した北海道旭川市の旭川市立北星中学校の女子生徒に対するいじめ、集団性的暴行により当該女子中学生の死亡につながったと報道されている事件です。

旭川市教育委員会は21日、当時、対応に当たった中学校や市教委の教職員の懲戒処分を検討する方針を明らかにしました。  懲戒処分を検討の方針は、21日の市議会経済文教委員会で明らかにされました。  処分の時期は、亡くなった廣瀬爽彩(ひろせ・さあや)さんに対する当時の中学校や市教委の対応の検証なども含め、8月末をメドにまとめられる第三者委員会の最終報告の後となる見通しです。  

当時の教職員の対応をめぐっては、教頭が「1人より10人の未来が大切」「加害者にも未来がある」などと発言したと遺族側が主張しています。

15日に公表された第三者委員会の中間報告では、廣瀬さんに対する下記の6項目のいじめが認定されました。

<第三者委員会が中間報告で認定、いじめ6項目>

1.性的な話題をくり返す、体を触る

2.深夜や未明の公園などへの呼び出し

3.飲食代をおごらせる

4.性的な画像の送信の強要

5.性的な行為の強要

6.性的なからかい

※ 関与したのは、同じ中学と他の中学の上級生の男女7人

※認定されたいじめ行為に、さあやさんの「死にたい」という趣旨の発言に対し「死ぬ気もないのに死ぬとか言ってんじゃない」などの不適切な発言をしたことも含まれます。その後さあやさんは増水した川に入り、ひざ下まで水に浸かったことも明らかになっています。

さあやさんが亡くなって約1年2ヶ月。

ようやくいじめが認定されたという安堵感。

そして、あまりにも遅すぎるというため息。

とても複雑な気持ちになりました。

改めてあのメガネをかけたさあやさんの顔写真を見ました。

とても知的な印象で、笑顔が似合う、素敵な女の子で、

なんでこんな少女が、凍死しなければならないのかと、本当に残念、無念に思います。

教職員を処分してもいじめはなくならない。

いじめた生徒を処分してもいじめはなくならない。

もっと根っこの部分を。

僕は生徒たちの心(モラル)をもっと教育してほしい。

小学生の心が柔らかいときに、命の大切さを教えていくこと、

人を傷つけることが、なぜ悲しいことになるのかを。

また若い命が亡くなる前に。

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