サンタクロースはいるんでしょうか?
サンタクロースはいるんでしょうか?
今から120年ほど前、のアメリカの新聞「ニューヨーク・サン」へ8歳の女の子から「サンタはいるんでしょうか?」との投書がありました。
この可愛らしい問いかけに、論説委員のフランシス・チャーチ(Francis Church/1839-1906)氏は、1897年9月21日付の社説の中で、優しく丁寧に答えを示しました。
「Yes, Virginia, there is a Santa Claus.」
(そうだよ、バージニア。サンタクロースはいるんだよ。)
このフレーズは、海外では、現在
「信じられないかもしれないが、確かに存在している」
という意味でも使わているそうです。
「人への思いやり、まごころ、愛が存在するのと同じように、サンタクロースは存在するのです」。
本を買っている人もいると思います。
目に見えなくとも存在するものはこの世にはいくらでもある、
そしてそういったものほど本当であり、いつまでも変わらないものだという普遍の真理を、
フランシス・チャーチは教えてくれました。
世界中で語り継がれているこの言葉と物語は、
私達に目に見えないものの大切さを教え、
夢と希望を与え続けてくれているのだと思います。
目に見えないものの大切さを教えてくれる日だと思います。
クリスマスプレゼントを開けるってことは、その人の心を開けることだと思う。
喜んでくれるかなという心、笑顔になってほしいという気持ち、大切に使って、いつも私を思い出してほしいという願いを
受け取ってほしいな。
それは目には見えないこと。
サンタクロースみたいなことだと思います。=温かい気持ち、思いやりの心、
誰もがサンタクロースなんだと思います。
今日は目に見えない大切なこと、そんな話をしたいと思っています。
その前に、、
いじめ撲滅全国行脚が終わって3年後の出来事です。
僕は☆さんという人とふたりでいじめ撲滅全国行脚を約1年かけてしました。
そしてその後も、東京を中心に活動をしていました。
僕たちはふたりとも、いつも心にマウンテン、自殺反対、いじめ撲滅の思いだけを必死で頑張りました。しかし僕たちの思いとは別になかなかこの活動は広がりません。
頑張ってきて頑張ってきても報われませんでした。
でも約10年近く共にやってきた星さんがある日、
「ポール、これからやっていけるのかな。ちょと僕は一度活動から手を引いて別の道をやっていこうと思う」
その時の表情を今でも忘れることはできないです。
全国行脚したことはなんやったんやろう、
あんなに熱い思いでここまで二人で頑張ってきたのに、
こんなことで途切れてええんやろか、
星さんは牧師になり、
僕はこの先ひとりでどうすればいいのかなと迷っていました。
行くべきか、もうやめるべきか。
でも、こんなことで途切れてええんやろか、
ひょっとしたら今こうしている時でも、僕以上悩んでいるひと、そしてひょっとしたらいじめられて苦しんでいる人がいるかもしれない、
そんなことを思った時に、僕は原付で登り竿をおしりで挟み、スピーカーを足元に乗せて、衣装のまま杉並区のアパートから井之頭通りを走り、渋谷の宮下公園へ向かっていました。
元気マウンテンで行こう!!
渋谷の街はクリスマスで華やいでいました。
カップルで溢れ、みんな幸せなんかな~と思った。
渋谷の宮下公園に立つと、懐かしいな、久々やな~、不思議な物で一瞬にして、路上パフォーマーとしての感覚が蘇りました。
しかし、毎週末ここで訴えていたなんて、当然誰も知る由もなく、人々は変な眼差しで苦笑し通り過ぎていきます。
歌いながら、今日はこの曲で最後にしようか、、そう思った時でした。
ひとりの女性がお札をカンパしてくれているではないですか!!!
彼女は三年前の今日、ここで出会った女性でした。
「いつもここを通ると思い出すのよ。まさか今日いるなんて・・。逢えてよかった」
そういって財布を出して5千円カンパをしてくれました。
「きっとあなたの声を聞いて、元気になっている人がどこかにいるから、これからも負けず頑張ってね。今日はクリスマス、メリークリスマス!」
と言って去っていきました。
今日いくかどうか、やめようと思っていた自分、クリスマスということで、恥ずかしがっていた自分、星さんもいないし、いろんな理由をつけて、迷っていたのですが、
彼女と出逢って、吹っ切れたんですね。
応援してくれている人がいる、見てくれている人がいる、
僕は一人じゃなかったんだ。ということを知った瞬間でした。
日も暮れだした渋谷の街、肩を寄せ合うカップルの横目にイルミネーションが輝く街に響かせるように、また力づよくマウンテンソングを歌い始めました。
彼女は僕にとってのサンタクロースでした。
きっとサンタクロースっているんだと思います。
では、素晴らしいクリスマスを。
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