2015年2月10日~16日 オーストラリア/サンシャインコースト大学
人権教育、いじめ事情視察のため、2月にオーストラリアに行ってきました。
赤道を越えると、オーストラリアは紺碧の空の夏でした。
CALOUNDRA CITY PRIVATE SCHOOL(カランドラ シティー プライベートスクール)は幼稚園から高等学校までの一貫校です。
日本語教師M先生がいじめ撲滅活動に力になれるならばと協力してくれました。
日本語学専攻の10年生(高校1年生)と11、12年生の授業に参加しました。
日本のいじめ事情を話すと彼らは悲しい表情になりました。
オーストラリアもサイバーブーリング(ネットいじめ)の問題を抱えていました。
フェイスブック、インストグラム、ツイッターなど生徒全員が活用しているとのことでした。
容赦がなくいじめをして暴行をしている動画をYouTubeでUPしていた子がいることも語ってくれました。
原因には家族の愛情不足が大半だと女生徒のケーシーが語りました。
いじめが発覚した時は両方の親を呼び出し、それぞれの言い分を聞いたうえで、学校側だけの問題ではない、家庭内での教育問題もあることをハッキリと伝えると言いました。
日本との対処法の違いを感じました。
ケーススタディとして「もしいじめられた子からSOSの電話がかかってきたら」という設定でシュミレーションしました。
「Let’s go watching the movie!」「I will be there.」
私がそばにいるからと寄り添う生徒が多く、オーストラリアの人の真髄に触れたように思いました。
友人S君の通うサンシャインコースト大学に行きました。
キャンパス内ではカンガルーが自由にたわむれていて、オーストラリアの自然との一体感を感じました。
S君はいじめ問題は日本とオーストラリアのライフスタイルの違いを原因にあげました。
「オーストラリアでは家族との時間を一番大切にしている。週末の土曜日曜はほぼ休み。平日でも夕方5時には仕事が途中でもピッタリと終え家族の時間を優先する」といいました。
また、子どもが遊べる施設が多く、公園、プール、インターチェンジには、子どものための遊び場があるといいました。
特に興味を持った話題を以下まとめました。
・オーストラリアには引きこもりはいない
・「引き込もり」は和声英語になっている
・大人と子どもの上下関係がしっかりしている。
・美味しい部分は大人が食べる。子どもは二の次。
・大人の話し合いをしている所に、子どもが入ってきてもほっておく
コメントを残す