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山形県中1少女のラストレター

山形県天童市で今年1月、中学1年の女子生徒が山形新幹線に飛び込み自殺したニュースが僕には衝撃的でした。
女子生徒の両親が「陰湿ないじめにあっていた」など、いじめ被害を訴える記述がある複数のノートを公開しました。
 
 ノートには、
「独りだった。中学に入学してからは、陰湿な『イジメ』にあっていた。
何が悪いのかも分からずに、ずっと、陰口を言われていた」
「本当ハ『死』ニたくなカッタだけなのに。ダレカ、タスけテよぅ」
「幸せニシテよぅ」
などの記述がありました。
 
カタカナの部分に垣間見える彼女の最後の表現方法が、生きたい気持ちと死んでしまいたい気持ちとが交錯しているように感じて、やりきれない切なさが込みあげてきました。
事故後に学校が行った全校生徒532人のアンケートでは、13人がいじめを知っていたと回答。
100人以上がうわさなどを「聞いたことがある」と答えていました。
生と死の間にかかる今にも崩れ落ちそうな橋の上で、生きる望みを繋ぐ一本の手を見つけたいと思っています。
そんなシーンに出くわしたなら人は「掴まれ~」って瞬時に手が出るものではないだろうか?
それを13人もが手も差し伸べず、言葉もかけず、見なかったこととして通り過ぎて行ったことが残念でなりません。

何気ない一言で、いいと思う。
「今日も青空綺麗だよね」と笑いながらのそんな他愛もない一言が手を差し伸べることになるんだと僕は思う。

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