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平成21年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」について

目の前の田んぼも、すでに稲が刈られて、すっかり秋の陽気になった。
能登に来て、4ヶ月。いとこの中華料理屋の皿洗いをさせてもらいながら、
本の執筆に専念し、たくさんの自然の恵みと営みに感動し、感謝しているポールです。
ところで、9月14日に文部科学省から平成21年度の「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」が発表された。要は、小中高の学校内での暴力やいじめは何件発生して、何件無くなったということが発表させた。PDFで全67枚のページ。全部プリントした。が、裏表で印刷しようとして失敗し、表裏ズレズレになってしまって…
最初奇数番号でプリントアウトし、次裏返しで奇数を印刷するのだが、途中で、ビィービィーと分けわからない音がプリンターから聞こえてきて、そのまま二枚まとめて吸い込んでいった。
すると、三枚目の紙はすでに一個飛ばしでプリントされて、表50番で裏53番みたいな、互い違いが発生。慌てて止めて、再度プリントを設定し直した。が、どっからやり直して、どっから奇数番号にセッティングしたらいいのか、余計に分からない状態となり、表52番、裏57番みたいな、さらに差を広げてしまったポールでした。話を戻します。
調査結果①いじめは減って暴力は増えた。
いじめの認知件数は約7万3千人と、前年度(約8万5千人)より1万2千人減少した。
逆にH21年の暴力行為の発生数は約6万1千人と、前年度(約6万件)より1千人増加し、小中学校においては過去最高の件数に上った。
理由にコミュニケーション能力が不足と言われている。
僕はこんな子供たちからも、愛のない先進国の姿が浮き彫りになったな~と思った。
調査結果②自殺者は165人。前年度(136人)より29人UP。
中学生が44人。高校生が121人。
中学生に限っていうと、理由の一番パーセントが高いのは13%で家庭不和と父母等のしっ責。
2.3%でいじめの問題は6番目だった。
でもよく見てみれば、70%が不明なので、まあ、はっきりとした理由は分からないといったところか。
調査結果③いじめの多い県は熊本県。少ない県は和歌山県。
あくまでも認知件数の話だが、ダントツで熊本県が多い。
続いて岐阜県、大分県でこれが去年のワースト3だ。
まだいじめは流行っているということは、いじめに対して相当対応や考え方が遅れているか、自分のやるべきことがわからず、相当時間をもてあましている生徒が多いといったところだろう。
以上ざっと見ただけだが、2009年度はこのような結果となっていた。
(他にも不登校や中途退学もある)
僕の感想は、RICH、BUT POOR。
物が豊かなのに、心が貧しい。
大人だけではなく、すでに子供たちまで伝染してしまっていることが言えるのではないか。

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