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旭川 女子中学生死亡“いじめが原因の自殺”認定

『旭川市の中学2年生だった廣瀬爽彩さん(当時14)は3年前の2021年3月、雪の積もった市内の公園で死亡しているのが見つかり、その後、いじめがあったことが認定されました。

しかし、市教育委員会の第三者委員会による調査では、死亡したことといじめとの関係性が明らかにならなかったことから、遺族の求めで新たに再調査委員会が設けられ調査が続けられてきました。

また当時、中学校はいじめではなく加害生徒による問題行動とだけ捉えて女子生徒への適切な対応を怠ったほか、市教育委員会も学校への指導や助言を怠っていたと指摘しました。

一方、女子生徒が亡くなったことについては「いじめ被害が過去のものとならず、継続して苦しみ、死を決意した」などとして自殺だったという見解を示し、死亡したことといじめとの関係性を初めて認めました。

その上で、女子生徒がPTSD=心的外傷後ストレス障害を発症し自殺に至るまでトラウマに苦しみ自尊感情の著しい低下なども続いたと指摘し、「いじめにあわなければ自殺は起こらなかった」と結論づけました。』(2024.6.30NHK記事より抜粋)

さあやさんがなくなってからいじめが認められる今日まで、この約3年3か月という期間がかかった。

本来子どもたちへの対応のプロフェッショナルな立場である教育者たちが、これはいじめ、これはいじめじゃない、と3年3か月もかけて議論すべきものだろうか。

いまだに日本のいじめ問題への対応の稚拙さを浮き彫りにしたと思う。

さあやさんのご家族の皆様へ心よりご冥福をお祈り申し上げます。

今後もこんな悲しいことがないように、微力ながらも、一人でも多くの子どもたちにいじめ撲滅・自殺反対への思いを伝えていきたいと思う。