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自殺対策白書2014

2014年6月、内閣府は2014年度版の自殺対策白書を公表しました。
それによると、昨年の自殺者数は、前年比575人減の2万7283人となり、
2年連続で3万人未満となって自殺者数は4年連続減少。
一瞬減っていっているのかと安堵したのもつかの間、若者の自殺率は増えていました。
若者の自殺率は諸外国との比較でも高水準で推移していて、先進国(G7)の中でトップでした。
白書は「若い世代の自殺率は高く、深刻な状況」と指摘し、インターネット上の自殺予告事案への対応や、いじめによる自殺予防などの取り組みが必要だとしている。
菅官房長官は6月3日の記者会見で、若者の自殺に関して「未来に向けて生き抜く力を植え付けることを(目標に)政府として教育をはじめ対応策を取っていく」と語りました。
自殺者数の減少は、50歳代の自殺率が減っていることが大きな要因。
しかし、一方で若年層の自殺率は改善せず、15~39歳については、統計を開始した07年以来、7年連続で自殺が死因の一位を占めている。特に20代男性は、死因全体の5割以上が自殺だった。
自殺反対を掲げ訴えている僕にとっては、若者の自殺増加はショックなニュースだった。
それだけ生きにくく、希望を失いやすい国だと思うと自分の使命として頑張っていかなければと痛切に感た自殺対策白書でした。

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