路上パフォーマーの聖地 代々木公園
東京代々木公園、NHK前広場。そこは路上パフォーマーたちの聖地。
春夏秋冬、全国からさまざまなパフォーマーが終結する。
日曜日となると屋台のように並びだし、所狭しと両脇を埋め尽くす。
今週は初めて代々木公園でマウンテンソングをSINGしたあの日のSUNDAYを振り返ってみる。
少し肌寒くなった10月のオータム。
その頃の僕は日本の若者に元気マウンテンになってもらおうと
「ニート撲滅、引きこもり反対」キャンペーンを展開していた。
スロースターターな僕は午後にウェイクアップ。
「よし、今日も元気マウンテンで行くぜ~い!!」とバイクにまたがり
レインボーパンツをなびかせながらいつもの井の頭通りをランランRUN~♪
赤信号でとなりの車のあんちゃんたちがこっちを見ていたので、思わずマウンテンコンボを入れる。
意味分からず笑っている彼らにGOODサインをして秋空の下、代々木公園を目指した。
午後2時前に着いた僕は入念にマウンテンポーズを取り今日の調子をチェックする。
すぐに合流した☆さんから一言。
「場所がないよ。」
えっ? どういうこと?? すぐに代々木公園内を歩き始めた。
「こここんなにいんの??」
既にNHK前ストリートは両脇を交互に引き語りのミュージシャンやバンドマン、
ダンサーたちや大道芸人たちでa lot of埋め尽くされていた。
太陽が顔をだす今日なんかはさらに場所がない。
空いている場所といえば通路の入り口付近だったりイカツイ屋台のおっさんがいる前あたり。
仕方なく他の場所を探すことに。
どれくらい探したのだろう。
もう時計の針は午後3時を回っていた。
荷物を背負ってた僕たちはさすがに疲れ、明治神宮の入り口付近のベンチで腰を下ろした。
額には大粒の汗がシャイニング。そしてため息タイム…
「どうする? 今日やめる?」
ついにNGワードが飛び出した。
心揺れ動く中、半分仕方ないかなと思って目の前でダンシングする
ロカビリーの人々を眺めていた。そしたらふと思った。
「ここでできるじゃん! めちゃ広いじゃん! 最高の場所じゃん!!」
じゃんじゃんじゃ~ん♪ のリズムに任せて即セッティングOK。
「行け~マウンテンソン~グ♪ みんなでニート撲滅だ~!!」
今まで歌えなかった気持ちを秋風に乗せ一曲目からスパークSING。
ギャラリーも外国人の方からポツポツと集まり出し気づけばメニーピープルがアライバル。
「この調子で情熱マウンテンだ~!!」
3曲目を元気マウンテンで歌っていた時だろうか。
気にせずSINGでギャラリーに向かって♪みんなで回転マウンテ~~ン♪
とマウンテンポーズをしながら回転をする。回転が終わり正面に向いた瞬間だった。
「おい、止めろ。」
どすの利いた重低音サウンドがマウンテンソングを切り裂いた。
そこには革パン革ジャンでブラックサングラをつけたリーゼントMANが立っていた。すぐさま曲を止めた。
「お前、総長の許可を取ってるのか?」
ソソソソ総長~??ってダダダダ誰? 慌てて☆さんが割って入る。
話を聞くとここは歴史ある場所らしい…
リーゼントMANは80年頃に竹の子族に続いて登場したロックンローラー族の生き残り!?
25年以上も毎週日曜にここで踊っているらしい。
凄すぎる!!そんなサンクチュアリスポットだとは知らず入り込み、マウンテンをしまくっていた。
どれくらいの時間がスルーしたのだろうか。すっかり私たちは竹の子族の魅力にハマッていた。
「てなことで、ここでは勘弁してくれ。君たちを許すとみんな許さなくてはならなくなる。
一度総長にもあいさつしてみてもいいが、だぶん言うことは一緒だと思うよ。」
僕達はリー即納得し、最後に総長へあいさつをしに言った。
もちろん許可をもらうため。
But,その日総長はいなく本当に会いたかったら来週来てくれという。
私達は宜しくマウンテンと言ってその場を去った。
…いや~~冷汗マウンテンww…
今考えてみるとよくあんなところでSING&DANCEしたなぁ~と思う。
ホント無知 IS ストロング.(反省)
路上パフォーマーの聖地、渋谷代々木公園。
今もなお全国から集まった自慢のパフォーマーが芸を磨いている。
そこは日本史上最も歴史のある場所であり、最もレベルの高いパフォーマーが集う場所である。
NEXT WeeK 「路上マウンテン 全国へ…」
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