POSTED DATE : 2011年12月9日
12月3日 徳島県/那賀郡 鷲敷中学校「仲間づくりをめざして」
木の温もりがする鷲敷中学校での60分間の講演です。
T校長先生から「仲間づくりをめざして」という演題を2ヶ月前から頂いていました。この演題を頂いたときに、素晴らしい演題だと感動したことを覚えています。
しかし、仲間づくりに沿う内容のある講演ができるかどうか、ずっと当日まで考えていました。
そしたらある時、三角形の図が浮かんできて、自分の体験を基にして組み立てていきました。
題して『仲間づくりは三角形から』という高校時代のバンドメンバーの話を伝えました。
生徒たちに伝わってくれているでしょうか。
講演終了後、T校長先生からの素晴らしい挨拶の言葉を頂きました。
紹介させて頂きます。
「60分という時間だったのですが、その時間を全く感じさせない、あっという間に過ぎてしまうそんな人権コンサートでした。それも登天ポールさんの熱い思いがわれわれにも伝わってきて、いろんなことを考えさせて頂いたそのおかげであると思います。登天ポールさんは47都道府県をライブをしながら全国行脚された訳ですが、いろんな地域に行って、それぞれの地域の方々と関わり、登天ポールさん自身もその地域の方々からパワーを吸収されたのではないかなと思います。また逆にいろんな地域の方々に人間としての大事なもの、温かい温もり、生きる大切さ、そういうことを伝えながらの212日間の旅だったのじゃないかと思います。
今日はそのときの様子を、映像を交えながら、話をしながら、歌を交えながら、我々に伝えていただいたことが、物凄く心に詰ってくるものがありました。
登天ポールさんに初めてお会いしたときに、うちは77人の子供たちがいつも学校にくるのが楽しみ、誰しもが明日学校に行きたい、そんな学校にしていくことが校長としての思いです。やはり仲間づくりが一番大事なんかなと、そんな話をさせてもらった訳なんですが、そういうことを念頭に入れた今日のお話で、仲間づくりは三角形からだ!ということを教えていただいた訳なんですが、この鷲敷中学校としてはいじめがない学校を目指して、綺麗な77角形を作っていきたいと思っています。
我々、これからも人権を大事にすると同時に、自分の命、周りの命を考えながら、ずべての人が住みよい、学校であったり、学級であったり、この那賀町という地域であったり、徳島県であったり、そういった地域を目指して、日々頑張っていきたいなと思います。
登天ポールさんも体には十分気をつけられて、これからますます、こういった活動を広めていって頂けたらと思います。今日はどうもありがとうございました」
POSTED DATE : 2011年11月29日
11月26日 徳島県/勝浦町立生比奈小学校
生比奈小学校の横には清水、勝浦川が流れ、おいしそうなみかんがなっていました。
風光明媚なところに位置する映画のロケーションのような学校でした。
子供たちのキラキラした瞳の美しさも感動的でした。
マウンテンでは全校生がドンドン床が響くぐらい飛んで、歌って、踊ってくれました。
また御父兄の方々のマウンテンも最高でした。
最後に服部校長先生が子供たちにインタビューをしてまわり、
「ここ、生比奈小学校からいじめがなくなっていくように、徳島県からいじめがなくなっていくように、日本からいじめがなくなっていくように、世界からいじめがなくなっていくように、さらには宇宙からいじめがなくなっていくように、みんなで協力していきましょう」
と、素晴らしいメッセージを送られました。
POSTED DATE : 2011年11月28日
11月26日 徳島県/美馬市立脇町中学校
歴史の町脇町中学校の講演です。
脇町中学校はうだつの町並みを越えた高台にある美しい学校です。
実は4年前、全国行脚のとき徳島in最初泊が脇町道の駅でした。
僕は四年前に少しのタイムスリップを重ねながら全国行脚物語を語り、歌い、踊りを精一杯展開しました。
「自分もまわりの人も大切にできるチームづくり」の演題にそう講演内容を考えたつもりですが脇町中学校のみなさんの理解を得ていたら嬉しいです。
POSTED DATE : 2011年11月20日
11月17日 奈良県/平群町役場「人権・命の尊さへの町民集会」
平成18年から開催している「人権・命の尊さへの町民集会」の90分の講演です。
平群町は水と緑と文化の町。近くにたくさんの遺跡があり、まるで奈良時代にワープしたかと思うほど歴史を感じます。平群町では平成15年に幼稚園児の交通死亡事故が発生し、平成16年には女子誘拐殺人事件の死体遺棄現場になり、平成17年には大阪市内で平群町在住の姉妹が殺害させるという本当に痛ましい事件・事故が3年連続して11月17日の同一日に発生し、尊い命が奪われました。
講演前、僕は平成16年に殺害された当時7歳だったかえでちゃんの遺棄された現場に行ってきました。そこには事件から7年経つというのにぬいぐるみ、お菓子、雑誌、お花が置かれていました。僕も一輪の花を手向け心からご冥福をお祈りしました。かえでちゃんは愛する家族から引き離されて1人でこの現場に連れてこられたと思うと、彼女の無念さ、悲しみ、寂しさが伝わって、言葉になりませんでした。僕は今は憎しみではなく、微笑みながら天国で遊んでいると信じています。そう考えない限り、かえでちゃんの魂は救われることはないと思ったからです。
僕は魂の講演をしたつもりです。僕自身も命について真正面から考えることができました。しかしあまりにも学識あるご立派なご年配の方々ばかりでいつもの講演のようにはいかない緊張の90分だったように思います。
POSTED DATE : 2011年11月4日
11月3日 石川県/能登町立鵜川中学校「文化祭」
実家から5キロ、車で10分のところにある鵜川中学校での講演です。
合唱コンクールが行なわれていて、出番が来るまで袖で彼らの歌声を聴きながら待機していました。能登に住む僕のそれは同郷の歌声でした。
全国行脚物語、そこで出逢った人達等に加え東日本大震災を訪れた話をしました。生徒たちは真剣に聞き、考えてくれました。災害で亡くなった人、生き残った僕たちとの違いってなんだろうかという問いかけに、一人一人考えてくれたのではないでしょうか。
今回は親戚や知り合い、恥ずかしながらも母まで来ていて、そこには共有のふるさとを感じた60分間の講演でした。