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「人間力大賞授賞式」から

2012年9月28日、東京都赤坂にあるサントリーホールで、日本青年会議所「人間力大賞2012」授賞式がありました。
僕は、会頭特別賞に選ばれました。
人間力大賞受賞者は14人で素晴らしい方々ばかりでした。
その中の1人、倉本陽子さんは、フィリピンで貧しい子供たちを救おうとWISH HOUSEを運営しています。
昨日、日本のいじめについて熱いメールをくれました。
原文のまま紹介します。
「私は5年前にフィリピンへ行き、今、この5年で大きく変わった日本を感じています。
5年前は、奇怪な事件も家庭内での殺人もまだ”異常な”事件と取り扱われていました。
フィリピンでは”いじめ”はなく”差別”はあります。しかし、”差別”を受けている子でも、自殺をする子はいません。仕方がなく死んでしまう子はいますが、自ら命を絶ちたいと思う子はいません。
特に子供たちは、「くそ!金持ちになってやる!」という意気込みでいっぱいです。(ままあ、思春期になると、不思議と怠惰になってくるのですが…失笑)
日本の将来を不安に感じる方も多いと思いますが、しかし私は、登天ポールさんや先日人間力大賞でお会いした皆さまとお会いし、まだまだ捨てたものではない国であると思っております。様々な分野から盛り上げて行きたいですね。」
フィリピンの子供たちは希望に満ち溢れている様子が伺えます。
日本の子供たちは恵まれているという認識がないまま、日々の生活を送っています。
これからの子供たちは成熟社会の中、どこへ向おうとしているのでしょうか。
他人を蔑むことで自分を満足する残念な人にはなってもらいたくない。
経済の豊かさを追い求めて、心の豊かさを失くしてもらいたくはない。
夢、希望に満ち溢れ、輝いて欲しいのはもちろんですが、阪神大震災や去年の東日本大震災の経験を踏まえて、人の痛み、人の悲しみがわかる大人になって欲しいと願います。

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