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「大黒摩季スペシャルライブ2010」を見て

2010年7月25日のサンデー。
石川県輪島市文化会館は開演20分前になり、たくさんの人々でごったがえしていた。
「大黒摩季スペシャルライブ2010
‘大人開放クラブ BLACK CAT STAGE ∞2‘
~マリンタウン開港記念コンサート がんばる輪島~」
満席に埋め尽くされた会場は、今か今かと興奮を抑えられない人々の熱気で満ち溢れている。僕のシートは25列の31番。後ろから二番目の角席。ラッキー。ここなら十分見える。後ろの通りには当日券をGETして入ったお客さんだろうか、臨時のパイプ椅子が並び、エキストラシートとして成立させていた。
ズドーーンという音が鳴り響くと同時に、青い照明がレーザービームのように客席を照らす。エレキギターのシャープな高音が、絶妙な指裁きでいくつもの音階を駆け上がると、白いキャンパスにセクシーな女性のシルエットが浮かび上がった。キャーーと鳴り響く会場。その瞬間幕が開け、長い茶髪をかきあげた赤のドレスの女性が両手を天にかざして叫んだ。
GO~!!!!!!
輝く映像、煌く照明、人々は立ち上がり、会場のボルテージは一気に最高潮に昇る。
僕たちは頭で理解する間も無く、その力強い、しなやかな美声に酔いしれていった。
あっという間の二時間半だった。
日本の名曲「ららら」でハッピーエンド。
しかし僕の中で一番印象に残っている曲があった。
アンコール前に歌った新曲「ライフ7~挫折~」。
今までの自分の軌跡をたどったようなこのバラードは、ハッピーの影に隠れている孤独や自分との葛藤を赤々と自分の言葉でさらけ出している歌だった。
涙があふれてきた。
曲がまだ終わらないうちに、ひとり、ふたりと立ち上がった。
気づけばスタンディングオベーションだった。
素晴らしい歌だった。
8月25日に発売する「すっぴん」とアルバムの中に入っているという。
未来へ向かう勇気を、元気を、情熱を、ありがとう、まきねーさん…

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