toutenpaul.com

3月28日死者・不明2万8000人超

大変な時期です。
3月11日金曜日、テレビ画面の中に大惨事が映し出されました。
マグネチュード9.0という東日本大震災。
巨大地震の上に大津波が加わり、そのうえ原子力発電所の危機までもが加わった
まるで地獄絵図のような光景でした。
僕は何度もまばたきをして、画面に向かって「夢であってくれ、どうか夢であってくれ」
とひたすら思いました。がそれは夢ではなく夢よりも厳しい現実でした。
瓦礫の山となった村、爆撃のあとの様な街でした。
僕は16年前、19歳の時に阪神淡路大震災を経験し強く感じた事があります。
それは物に対する虚しさです。家は倒壊し物はこわれてしまう。
形あるものへのなんとも言えないむなしさです。
そんな中、なにより心の支えとなったのは人と人との絆でした。
それは遠く忘れかけていた友達からの「大丈夫かい?」と言うⅠ本の電話だったり、
街に出ると子供やお年寄りを常に優先した「頑張って」「有難う」と交わされる言葉のキャッチボールでした。その中でも特に
「あなたは1人じゃない。私達みんな心を寄せて、祈っているからね。
どうか心を強く勇気を持って生き続けて」 
と言うメッセージでした。
独りじゃない
僕は涙がでそうになりました。
そうだ1人ではないんだ、誰かが見守ってくれているんだ、応援し祈ってくれている人がいるんだと言う安心感からくる心の支えは明日への希望でした。
2006年秋、いじめが社会問題となった時何とか励ます事が出来ないかと思った。
4人目の自殺者が出た時僕はいてもたってもいられず白地に黒い文字で「いじめ撲滅」、「自殺反対」、そしていつでも目指す場所を忘れないでという標語、「いつも心にマウンテン」を書いて渋谷の路上にとびだしました。
その時の僕を強く突き動かしたもの、― それは
「1人ではない、」と言う震災の時にもらった言葉でした。
「君たち1人ではない。まず僕が応援するから」 と言う
1つの熱く強い信念だったのです。
どうか皆さん、今こそ日本人として繋がっていきましょう。
「あなたは一人ではない」という言葉で。

コメントを残す


(必須)

CAPTCHA