POSTED DATE : 2022年5月28日
2022年5月27日 大阪府/豊中市立克明小学校
豊中市の中心部に位置する克明小学校4先生の出前講座45分×45分です。
今日の日を克明小の4先生児童はとても楽しみにしてくれていました。
お昼休みにはいじめ撲滅のテーマソングである「マウンテンソング」を何度も流してくれて、ほぼ全員が歌える状態で驚きました。
オープニングVTRで手拍子が起き、元気よく登場すると、うぉ~本物や~と声援が飛び交いました(笑)。
全国行脚の話ではまだみんなが生まれる前の出来事だったので、真剣に耳を傾けてくれて、僕はいじめられた子との出会いを語りました。いじめられた子の気持ちを歌った曲「香林坊の少女」ではそれぞれの心に沁みわたるように、丁寧に歌いました。
新しく作った弾き語りソングも披露し、最後はいじめのない明日をめざしてみんなで「マウンテンソング」で踊り、マウンテンポーズをして、感じ合いました。
帰る時、最後まで車を追いかけてくれて、マウンテンポーズをずっとしてくれた5名の少年たちよ、
ありがとマウンテン!バックミラーの中で小さくなって消えるまで、必死になって追いかけてくれているシーンは僕のダイアモンドメモリーとなりました。
POSTED DATE : 2022年4月27日
2022年4月26日 滋賀県/びわこ成蹊スポーツ大学



琵琶湖の西岸あるびわこ成蹊スポーツ大学での100分講義です。
びわこ成蹊スポーツ大学が掲げる基本方針は、 多様な現代社会のなかで、スポーツから体得する「行動力」と学びから修得する「考動力」にあります。探究心と積極的に行動する力を併せ持ち、豊かな教養と高度な専門性を有する人材を育成するため6つのコースを設けています。
2012年日本青年会議所「人間力大賞」を受賞した時、取材をしてくれた作家の城島教授から3年ぶりに連絡があり実現しました。
4月から大学生になった生徒たちや、新学年になり始まった3年生のゼミ生の前で、これまでの活動や歌を披露しました。
生徒たち一人ひとりが何かを感じてくれていたら嬉しいです。
POSTED DATE : 2022年4月24日
人を傷つけることが、なぜ悲しいことになるのかを。
旭川女子中学生いじめ凍死事件で思うことを書いてみる。
旭川女子中学生いじめ凍死事件は、2021年2月に発生した北海道旭川市の旭川市立北星中学校の女子生徒に対するいじめ、集団性的暴行により当該女子中学生の死亡につながったと報道されている事件です。
旭川市教育委員会は21日、当時、対応に当たった中学校や市教委の教職員の懲戒処分を検討する方針を明らかにしました。 懲戒処分を検討の方針は、21日の市議会経済文教委員会で明らかにされました。 処分の時期は、亡くなった廣瀬爽彩(ひろせ・さあや)さんに対する当時の中学校や市教委の対応の検証なども含め、8月末をメドにまとめられる第三者委員会の最終報告の後となる見通しです。
当時の教職員の対応をめぐっては、教頭が「1人より10人の未来が大切」「加害者にも未来がある」などと発言したと遺族側が主張しています。
15日に公表された第三者委員会の中間報告では、廣瀬さんに対する下記の6項目のいじめが認定されました。
<第三者委員会が中間報告で認定、いじめ6項目>
1.性的な話題をくり返す、体を触る
2.深夜や未明の公園などへの呼び出し
3.飲食代をおごらせる
4.性的な画像の送信の強要
5.性的な行為の強要
6.性的なからかい
※ 関与したのは、同じ中学と他の中学の上級生の男女7人
※認定されたいじめ行為に、さあやさんの「死にたい」という趣旨の発言に対し「死ぬ気もないのに死ぬとか言ってんじゃない」などの不適切な発言をしたことも含まれます。その後さあやさんは増水した川に入り、ひざ下まで水に浸かったことも明らかになっています。
さあやさんが亡くなって約1年2ヶ月。
ようやくいじめが認定されたという安堵感。
そして、あまりにも遅すぎるというため息。
とても複雑な気持ちになりました。
改めてあのメガネをかけたさあやさんの顔写真を見ました。
とても知的な印象で、笑顔が似合う、素敵な女の子で、
なんでこんな少女が、凍死しなければならないのかと、本当に残念、無念に思います。
教職員を処分してもいじめはなくならない。
いじめた生徒を処分してもいじめはなくならない。
もっと根っこの部分を。
僕は生徒たちの心(モラル)をもっと教育してほしい。
小学生の心が柔らかいときに、命の大切さを教えていくこと、
人を傷つけることが、なぜ悲しいことになるのかを。
また若い命が亡くなる前に。
POSTED DATE : 2022年3月25日
兵庫県猪名川町立白金小学校からの手紙

約2年前の2020年1月17日。
猪名川町立白金小学校で阪神淡路大震災20年目の節目に「1.17集会」が行われ、お話をしました。
その後、当時4年生の学年へ向けて仲間の大切さや助け合う素晴らしさのお話や歌を歌いました↓
2020年1月17日 兵庫県/白金小学校「1.17集会」
講演後、なんだかみんなと心が伝わって、片付けを手伝ってくれたり、別れ際が切なかったね。
あれから2年2カ月。
コロナ禍で、今年2月に予定していた講演が中止となって、みんなとの再会が叶わなかったけど、
みんな卒業なので、ささやかながら、お祝いのお手紙を送りました。
すると、お礼のお手紙が届きました。
遅くなりましたが曽谷校長先生、西垣先生、 お手紙ありがとうございます。
今、写真付きのみんなを見ています。
本当にみんな大きくなって、スーツ着たり、袴着たり、華やかな着物きたりして、もう最高にかっこいいじゃないかい!
ブログに写真を出せなくて残念だけど、各クラスのみんなのマウンテンポーズはナイスマウンテン!
わざわざマウンテンポーズで撮影してくれてありがとね。
あの時みんなに話した言葉や歌は、今でも僕の心の中に残っています。
これからもみんなの心の中に、
やさしさという温かいランプがずっと灯っているように願っています。
どこまでまた会える日を夢見ています。
いつも心にマウンテン
POSTED DATE : 2021年10月19日
2021年10月13日/自殺した児童数過去最多

NHK7のニュース。
今年はコロナ禍もあり、自殺した児童生徒数が415人となり、過去最多となった。
毎日どこかの学校で1人以上の青少年たちが、自ら命を絶っている計算になる。
残念ながらそのほとんどがニュースになっていないけど、その背景には、学校内でのいじめや家族内での問題があると僕は思う。
これからの日本を背負う子ども達が、希望を持てずに死んでいるという、この悲しい現実を、今一度皆様に、自分の家族のことのように考えてくれたら嬉しい。
一人の小学生が死を選んだ背景を、その夜の家族の悲しみを、その友達の切なさを、その多くの涙、これからも続く憂鬱な日々を、、、想像して、一瞬でも小さな命が亡くなった悲しみを、感じ、同じ気持ちになってほしいんだ。
他の遠い国で戦争で死んでしまった子どもたちの悲劇と同じように、今銃を持たないこの国で、僕たちの町で起こっている悲劇を。
僕らは
あなたが死にたいと思うほどの悲しみや絶望を、分かり合えることはできない。
でも僕らは
あなたが生きたいと思うほどの喜びや感動を、一緒になって探すことはできる。
僕らは
あなたと真正面から向き合いたい。といつも願っているし、
その温かい想いは誰の心の中にもある。
今悩んでいるあなたへ
少しの勇気を持ってください。
周りの大人たちに伝えるという勇気を。
POSTED DATE : 2021年10月9日
2021年10月8日 大阪府/豊中市立豊島小学校

大阪府北部にある豊中市立豊島小学校6年生での出前講座45分です。(豊中市では子どもの権利を守る子ども健やか育み条例があります。登天ポールは出前講座の講師として選ばれています)
担当の先生から、コロナ禍で楽しい修学旅行や学校行事が縮小、変更になる中、クラスメイトとの交流が減っていると聞きました。授業に変わり、勉強ばかりになってしまい、子ども達の学校生活への充実度が減ってきていると聞きました。
そういったことを踏まえて、コロナ禍での友達関係、絆づくりをどうしていくのかを歌、ギターの弾き語りを交えて伝えました。
最後にマザーテレサハウスでボランティアをした時の話をしました。
当時マザーテレサが生存していた時に、共に働いていた日本人シスターがいました。彼女は毎週金曜日に日本人向けにミサをしていました。その時に伝えてくれた言葉は今でもはっきりと覚えています。
「マザーテレサは言いました。
『愛の反対は無関心』だと。
苦しんでいる人の中でも最も苦しんでいる人に愛の手を差し伸べてあげて下さい。
そして日本に帰ったら、
日本でのカルカッタを見つけて下さい。」
POSTED DATE : 2020年10月21日
2020年10月21日 大阪府/豊中市立第十七中学校
大阪府北部、服部緑地公園のそばにある豊中市立第十七中学校1年生60分講演です。(豊中市では子どもの権利を守る、子ども健やか育み条例があり、豊中市こども政策課より、出前講座の講師として選ばれています)
昨年度に続き、3回目の訪問となりました。
考えるよりも、感じてほしい…
いじめ、命、大人になっても大切にして生きていってほしいこと。
体育館に集まった約200名の中一生たちへ、心をこめて歌い、語り、踊り合いました。
POSTED DATE : 2020年7月7日
2020年7月01日 大阪府/豊中市立庄内西小学校
大阪府の大阪府北部の北摂豊能地域に位置する豊中市立庄内西小学校3、4年生45分講演です。豊中市では子どもの権利を守る条例があり、4年前より今回豊中市こども政策課より、出前講座の講師として選ばれています。
今回は、新型コロナウィルスが蔓延し、緊急事態宣言を受けてから、初めての講演となりました。
僕自身もいじめ撲滅、自殺反対、いつも心にマウンテンの活動が自粛になり、数々の講演会やイベントが中止になっていしまいました。
そんなコロナ渦の中でもいじめニュースは後を絶ちませんでした。
某TV番組では、番組上の企画演出により、ヒール役を演じたアイドルが、ネットで誹謗中傷にさられて耐えきれず自殺してしまった事件、コロナ拡大エリアより引っ越しをした子がいじめにあい、不登校になった児童、6月下旬、北海道登別市で中学1年生の男子生徒が身体的な特徴や運動能力へのからかい、SNSへのからかいを受けて自宅敷地内で飛び降り自殺をしたとの記事等・・・
悲しい出来事を目にするたび、とても心が痛みました。
そんな中、庄内西小学校での3度目の講演。
命の大切さ、他人との違いを認め合う心、限られた時間でしたが、3,4年生の児童の心へ語りかけました。
感染防止対策として、子ども達は密にならないように人と人との間を十分にとり、マスク姿での講演となりましたが、彼らの真剣な眼差しを見て、僕の言葉や歌を受け止めてくれていたように思います。
POSTED DATE : 2020年6月18日
2020年2月17日 香川県/高松市立勝賀中学校

香川県高松市香西南町にある勝賀中学校90分講演です。
正面玄関の入り口には大きく「責任ある行動 責任ある発言~受け継ぐ伝統 新たな挑戦~」というスローガンが掲げられ、僕も気持ちを新たにしました。
午前中は各学年の生徒たちが人権集会を開き、人権劇やハンセン病の差別など研究、発表をして「他人への思いやり」を共有しました。
午後から始まった僕の人権講演会ではできるだけ音楽を、歌を聴いてもらおうと話と話の間にギターの弾き語り曲を歌いました。体育館にいじめられた少女の歌が響き渡ると、静まり返り、それぞれが思い思いに考えている様子でした。
講演後、校長室では地元の有識者の方々が集まっており、とても素晴らしかったですとの感想を戴きました。激励の言葉を戴き、たくさんの勇気を僕の方がもらいました。
POSTED DATE : 2020年2月10日
2020年2月10日 大阪府/豊中市立第十七中学校

豊中市教育委員会、出前講座の講師として昨年に続き2度目の訪問となった第十七中学校1年生90分講演です。お昼休みに何度か流してもらったおかげで講演前からマウンテンコールが聞こえてきました。
体育館に集まった1年生約200名、1組から7組までそれぞれにあいさつを交わしながら講演を始めました。
前半と後半に10分の休憩を作りました。
その間にたくさんの生徒たちが笑顔で声を掛けて来てくれました。
「さっきのギターの曲に泣きそうになった」とか「衣装のバックルの7はなんの7?」とか「俺もいじめなくしに旅に出たい」とか。中には「この子すごいいねんで!」とツイッターのフォロワーが10万人?もいる生徒もいてビックリ。
さまざまな生徒たちの生の声を聞ける貴重な時間となりました。
後半はいじめられて涙を流した少女の歌を歌い、命の尊さとは何かを問いました。
講演後、学年担当の先生の挨拶では、
「たくさんの言葉と歌を歌ってくれてありがとうございました。なにかひとつでも心に刺さった言葉や歌があったことだと思います」
と締めくくり講演を終えました。
帰り際、校長室での校長先生との会話では
「昔の分かりやすいいじめはほぼなくなりました。現在のいじめはもう目に見えないところで起こっていて、いじめ発生時も、どんなやりとりの、なにがきっかけで始まったのか、もう複雑に絡み合っていて、分かりずらくなっています。ポールさんの言っていた通り、心を成長させていかなくてはいけない」
との言葉が強く印象に残り、
帰りの車の中で考え続けていました。