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登天ポールの「自殺反対、いじめ撲滅」キャンペーン全国行脚 

POSTED DATE : 2007年4月9日

路上から見えたエネルギーの連鎖

人と人が繋がり合うのは不思議なものだ。
中でも全くの知らなかった人たちと繋がり合う瞬間は生きている醍醐味を感じさせる。
路上で繋がった人たちとは、何か懐かしい感覚を覚えた。
ちょうど今新学期なので初めて友達ができた思い出から書いてみる。
中学生から高校生になって初めてのクラス。友達もいない。
意味もなく一人で廊下に出てみたりして落ち着きがない。
まだそんなに興味もない新教科書を興味新々っぽく広げてみたりしていると笑い声が聞こえて来た。
ちらっと見る。
既に2、3人のグループができていて楽しく話合っていた。
「ジーザス!? もうあそこ友達できてるやん」
焦る。こんどは周りを見る。
また向こうで3人で話し合っているグループがいる。
「ヤバい、このままだと最後までアローンになるぞ!」
もう一度周りを見渡す。すると同じように一人で教科書を広げている奴がいる。
「だぶんあいつ俺と一緒やな」
話しかけたい。でも何て言ったらいいのか分からない。それよりも断られたらどうしよう。
勇気出して話しかけるか? マイワールドにひたるか? ボクは勇気を出し前者の選択を選んだ。
「初めまして、登天ポールっていいます。宜しく♪」
するととっても驚いた顔の後、とびきりの笑顔で
「濱口です。こちらこそ宜しく♪」の言葉。
そう、今でも忘れない。
初めて友達ができた喜び。
初めて繋がり合えた喜び。
あの喜び、あの瞬間。
押さえつけられていた風船たちが一気に空へ弾け飛ぶように二人はしゃべり続けた。
あれから15年、今でも彼とは大切なdearフレンドでいる。
路上から見えた繋がりは、そんなあのときの喜びに似た感覚でとても懐かしくもあった。
これに似た繋がりは旅先でも同じだ。
旅先での旅館の女将であったり、海外旅行へ行って世話してくれた現地のおっさんであったり、新しい人との繋がりは旅の醍醐味とも言える。
大学時代、いろんな国へ海外旅行をした。
バリ、スリランカ、フィリピン、メキシコ、アメリカ、韓国、中国etc.
いろんな人種と繋がり合った。地球は一つなんだ。
人類皆兄弟なんだと何も分かってない無知な学生ながら感じたことだった。
通じ合う喜び。あきらかにこの気持ちが毎週路上へ出て歌う原動力となっていた。
一人と共鳴できると、一人友達が増えた感覚になり喜びが増し、
もう一人できるとさらにテンションアップする。
集まったら集まった人の数だけテンションアップにつながり、そこはもう喜びマウンテン。
自分でもまだ見ぬ領域に突入するといった感じ(笑)。
路上から見えたエネルギーの連鎖は、自分の気持ちに正直になることから始まる。
それは、人と人とが繋がるシステムの源なんだと感じた路上だった。
つづく・・・
Next WeeK 「路上から見えた人と天候との関係」

POSTED DATE : 2007年4月1日

路上から見えた日本の未来

2006年秋~2007年春までの約半年間に亘り
渋谷の路上で「自殺反対、いじめ撲滅」というテーマを掲げ叫んできた。
今の感じている素直な気持ちを正直に表現したいと思う。
寒い中にも関わらず立ち止まって見てくれた人たちに改めて感謝したい。ありがとう。
淡々と歩き続ける人、立ち止まる人、笑う人、睨みつける人、
無言のまま見続ける者、写メを取る人、一緒に歌う人、マウンテンポーズをする人…
ホント数え切れない人々を路上から眺め改めていろんな人達がいるのだなと実感した。
その中でも一貫して飛び抜けた反応が返ってくる人々がいた。
海を越え日本へ渡ってきた外国の人々だ。
アメリカ人にイギリス人、ドイツ、オーストラリア、フランス、イタリア、メキシコ、韓国、香港、インドネシア、タイ、イラン、インド、ネパールなど…記憶にある外国人だけでもこんなにいる。
改めて日本って(特に東京)国際都市なんだなと関心しながら、?マークがよぎった。
何かが違う?
ものすごく正直に、楽しんでいることをカラダ全体で表現し、
端から楽しむのではなく、自ら楽しもうとするエネルギーを感じる。
彼らは、周りなんか気にしない。
楽しければ、楽しいと表現し、それをアピールする。
恥ずかしがり屋の日本の若者の反応とは大違いだった。
なんなのだろうかこの違いは? 日本人気質の問題だけなのか?
ポールは今も答えが出ずに困惑している。
ポールが面白かったとか面白くなかったとかはどうでもいい。
日本に生まれ日本に育ち日本で生きていこうとする私にとってこの違いは衝撃的だった。
あきらかに心と体が……
若者の聖地渋谷、日本を代表するヤングジェネレーションの街で
世界とこうまでハッキリと違いがでるものなのかと。
路上で掲げていたテーマが重かったせいもあるとは思うが
日本の若者たちの元気のなさが目立つ結果となった。残念だが…
素敵な日本の未来のためにあえて臭いことを言わせてもらう。
これからの時代は、これからの日本はお前たちの時代だ。
世界に誇る日本の未来はお前たちで築いていかなければならない。
古い考えを持ったおっさんのいうこととか全く無視していい。
今までの常識もいつの間にか次の常識に変わる。
今よりもっと情報も発達し、もっと便利になり、機械化が進み、
ありえないモノやありえない出来事も出てくるだろう。
その新しい時代か来てその環境の中で臨機応変に対応していかなければならない。
おっさんたちは携帯電話の機能だけでもうついていけないのだから(私も含めて)。
Dear日本の若者へ
ヤバイぞ!このままでは中国に抜かされるぞ!
この前ポールいってきたけどヤバイぞ彼らのテンション!
そしてヤバイぞ! すぐ終わると思っていた韓流ブームが勢いを増してるぞ!
この前韓国いって来たけどヤバイぞあそこのキムチ!
マジうまかったぞ!
ヤバイぞ! まじヤバイぞ日本! このままでは中国→韓国→日本の順になってしまうぞ!
さてどうする?
誰が日本を守るんだい?
それはお前らやろ?
正直になろう。もっと自分に正直になろう。
いつ変わるかもしれない今の常識や価値観になんて捕らわれることなく表現しよう。
可能性を求めよう。自分でいこう。周りなんて気にするな。
お金なんて意識するな。そんなもん後から付いてくる。
もっと元気マウンテンでいこう。
                                April 1st 登天ポール
世界に誇る大都市東京。
路上から見えたこの国の未来はまるでウルトラマンのように危険信号が点滅しているように見えた。
続く…Next WeeK 「路上から見えたエネルギーの連鎖」