POSTED DATE : 2021年10月19日
2021年10月13日/自殺した児童数過去最多

NHK7のニュース。
今年はコロナ禍もあり、自殺した児童生徒数が415人となり、過去最多となった。
毎日どこかの学校で1人以上の青少年たちが、自ら命を絶っている計算になる。
残念ながらそのほとんどがニュースになっていないけど、その背景には、学校内でのいじめや家族内での問題があると僕は思う。
これからの日本を背負う子ども達が、希望を持てずに死んでいるという、この悲しい現実を、今一度皆様に、自分の家族のことのように考えてくれたら嬉しい。
一人の小学生が死を選んだ背景を、その夜の家族の悲しみを、その友達の切なさを、その多くの涙、これからも続く憂鬱な日々を、、、想像して、一瞬でも小さな命が亡くなった悲しみを、感じ、同じ気持ちになってほしいんだ。
他の遠い国で戦争で死んでしまった子どもたちの悲劇と同じように、今銃を持たないこの国で、僕たちの町で起こっている悲劇を。
僕らは
あなたが死にたいと思うほどの悲しみや絶望を、分かり合えることはできない。
でも僕らは
あなたが生きたいと思うほどの喜びや感動を、一緒になって探すことはできる。
僕らは
あなたと真正面から向き合いたい。といつも願っているし、
その温かい想いは誰の心の中にもある。
今悩んでいるあなたへ
少しの勇気を持ってください。
周りの大人たちに伝えるという勇気を。
POSTED DATE : 2021年10月9日
2021年10月8日 大阪府/豊中市立豊島小学校

大阪府北部にある豊中市立豊島小学校6年生での出前講座45分です。(豊中市では子どもの権利を守る子ども健やか育み条例があります。登天ポールは出前講座の講師として選ばれています)
担当の先生から、コロナ禍で楽しい修学旅行や学校行事が縮小、変更になる中、クラスメイトとの交流が減っていると聞きました。授業に変わり、勉強ばかりになってしまい、子ども達の学校生活への充実度が減ってきていると聞きました。
そういったことを踏まえて、コロナ禍での友達関係、絆づくりをどうしていくのかを歌、ギターの弾き語りを交えて伝えました。
最後にマザーテレサハウスでボランティアをした時の話をしました。
当時マザーテレサが生存していた時に、共に働いていた日本人シスターがいました。彼女は毎週金曜日に日本人向けにミサをしていました。その時に伝えてくれた言葉は今でもはっきりと覚えています。
「マザーテレサは言いました。
『愛の反対は無関心』だと。
苦しんでいる人の中でも最も苦しんでいる人に愛の手を差し伸べてあげて下さい。
そして日本に帰ったら、
日本でのカルカッタを見つけて下さい。」
POSTED DATE : 2020年9月1日
新型コロナにかかわるいじめ
新型コロナウィルスの影響はいじめ問題にも発展しています。
「戦う相手はウィルスです」という
愛媛県教育委員会人権教育課の文章が素敵でした。
皆さんと共有できたらと思います。
そうですよね、こんな時こそみんなで力を合わせて頑張っていかなくちゃ。

POSTED DATE : 2020年2月10日
2020年2月10日 大阪府/豊中市立第十七中学校

豊中市教育委員会、出前講座の講師として昨年に続き2度目の訪問となった第十七中学校1年生90分講演です。お昼休みに何度か流してもらったおかげで講演前からマウンテンコールが聞こえてきました。
体育館に集まった1年生約200名、1組から7組までそれぞれにあいさつを交わしながら講演を始めました。
前半と後半に10分の休憩を作りました。
その間にたくさんの生徒たちが笑顔で声を掛けて来てくれました。
「さっきのギターの曲に泣きそうになった」とか「衣装のバックルの7はなんの7?」とか「俺もいじめなくしに旅に出たい」とか。中には「この子すごいいねんで!」とツイッターのフォロワーが10万人?もいる生徒もいてビックリ。
さまざまな生徒たちの生の声を聞ける貴重な時間となりました。
後半はいじめられて涙を流した少女の歌を歌い、命の尊さとは何かを問いました。
講演後、学年担当の先生の挨拶では、
「たくさんの言葉と歌を歌ってくれてありがとうございました。なにかひとつでも心に刺さった言葉や歌があったことだと思います」
と締めくくり講演を終えました。
帰り際、校長室での校長先生との会話では
「昔の分かりやすいいじめはほぼなくなりました。現在のいじめはもう目に見えないところで起こっていて、いじめ発生時も、どんなやりとりの、なにがきっかけで始まったのか、もう複雑に絡み合っていて、分かりずらくなっています。ポールさんの言っていた通り、心を成長させていかなくてはいけない」
との言葉が強く印象に残り、
帰りの車の中で考え続けていました。
POSTED DATE : 2020年2月8日
2020年2月8日 香川県/高松市立前田幼稚園

高松市の南東部に位置し、小高い丘に囲まれた盆地にある高松市立前田幼稚園40分講演です。
かわいい体育館には19人の幼稚園の子供たちと保護者、地域の教育関係の方々が集まってくれました。
オープニングで歌いながら登場すると子ども達はあまりにも派手な僕にビックリして緊張している子供たちもいましたが、アコースティックギターのメロディーちゃんを紹介し、りんごのうた、もものうた、かぼちゃのうたを歌うとだんだんと表情が和らぎ、パンプキン!パンプキン!パンプキン!キン!の部分をみんなと一緒に歌い、仲間良しになりました。
お話ではいじめ撲滅全国行脚の写真を見ながら、人と人との出会いのエピソードを話しました。
『いじめられて苦しいのは心が傷つくから。
心が傷つくとなかなか治らないんだよね。
心に絆創膏は貼れないから、
みんなでお互いのことを大切に想い合ってね』
と伝え、最後はいじめのない明日を目指してみんなでマウンテンソングを歌って踊り合いました。
POSTED DATE : 2020年2月8日
2020年2月8日 香川県/高松市立前田小学校


午前中行われた前田幼稚園に続き、午後からは通りを挟んで向いにある前田小学校での60分講演です。
体育館に集まった約200人の児童たちは、新コロナウィルスの影響からほぼ全員がマスクをつけていました。
一人ひとりの目元の表情しか分からないですが、それぞれ真剣な眼差しで僕の話を聞いてくれていました。
想いを込めた「FRIEND SONG」にはたくさんの拍手をもらいました。
音楽で繋がり合う喜び、踊りで感じ合う楽しさを、マウンテンソングを通じて伝えながら、みんな一緒にいじめのない前田小学校を目指しました。
お別れの時は全員とハイタッチ。
どうかお互いを思いやり、仲良しマウンテンで頼むで!と声を掛けていきました。
POSTED DATE : 2020年1月17日
2020年1月17日 兵庫県/白金小学校「1.17集会」

兵庫県南東部に位置する町、猪名川町立白金小学校「1.17集会」が行われました。
今年で25年目を迎える阪神淡路大震災、その体験を全校児童へ語ってほしいと、昨年講演をした同町楊津小学校の先生が声を掛けてくれ実現しました。
当時19歳だった僕は友達の家で被災しました。
激しい縦揺れが襲う中でこたつの中に入り助かりました。
信号機は全部消えたこと、大通りにビルが倒れて進めなかったこと、被災生活のことを話し、あの時の助け合いの絆があったから、この自殺反対、いじめ撲滅活動へ繋がったことなどを当時の映像と共に話しました。
後半は阪神淡路大震災から学んだことと題して、助け合う力、命の大切さを伝え、なぜ命って大切なのかをみんなに発表をしてもらいました。「命があるからご飯もだべれる」「命がなかったらだれかが悲しむから」とかわいい意見もあり、低学年の児童たちも一生懸命に考えて答えてくれました。
講演後は4年生へ向けて「自分も人も大切にする生き方」というテーマで話しました。
一度やろうと決めたことは簡単に諦めずにやり続けることや人は十人十色だと理解することなどが自分も人も大切にすることに繋がるんだと身振り手振りを交えて話すと、みんな真剣な表情で聞いてくれました。最後プレゼントソングとして「friend song」を歌いました。
7人の子供たちが、最後まで後片付けを手伝ってくれました。
阪神淡路大震災から25年目の今日は繋がり合うすばらしさを再確認でき、子ども達にとってもに僕にとってもダイアモンドメモリーとなりました。

POSTED DATE : 2020年1月1日
謹賀新年2020

旧年中は大変お世話になりありがとうございました。
本年も相変わらずご支援のほど宜しくお願いします。
POSTED DATE : 2019年12月22日
2019年12月22日 香川県/人権教育研究会
香川県で年数回行われる人権教育研究会が高松市内のマリンパレスさぬきホテルで開催されました。


発起人の石原先生の呼びかけに日曜日にもかかわらず130名以上の人権教育関係者が集まりました。
回数を重ねるごとに参加人数が増え、香川県の先生方や行政の人権担当者の人々の人権に対する熱い思い、熱心さに改めて感心させられました。
講演の半ば、僕は20分ほど講演時間を頂きました。
2週間前から何を話そうかと悩んでいましたが、今年流行語大賞になった「ONE TEAM」を取り上げ、ラグビーワールドカップの話題から入っていきました。
ダメだと言われていた日本チームが「ONE TEAM」となって予選を突破するあの闘志に多くの感動をもらったこと、
優勝した南アフリカチームは黒人初の主将コリシ選手がチームをまとめ、白人、非白人関係なく国民が「ONE TEAM」となってつかんだ3度目の優勝だったこと、
この人権教育研究会も「ONE TEAM」となって、ここ香川県高松市から、全国へ、そして世界へと、人権教育の輪が一人でも多くの子ども達、大人達へ広がっていくように行動しようと呼びかけ、この会で生まれた歌「WE ARE THE FAMILY~いじめ反対のうた~」をみんなで歌いました。
POSTED DATE : 2019年12月2日
2019年12月02日 香川県/東かがわ市立引田小中学校
香川県東かがわ市にある引田小中学校70分講演です。
瀬戸内海に面する引田町は香川県の一番西端にある小さな町で引田湾に面したところに城山があり、山頂に引田城跡が残っています。海沿いの国道から踏切を横切ると、大学のキャンパスのような引田小中学校が見えてきました。

体育館に集まった小学生高学年から全中学校生徒たちは少し緊張した面持ちで僕を待っていました。
いじめの話になると、みんな自分のことのように真剣に耳を傾け、一人ひとり神妙な面持ちで最後まで聴いてくれてました。
講演後の生徒代表のあいさつでは「いじめは止められるか分からないけど、エールは送れるように私も努力していきたいと思います」と理路整然と僕の目を見つめながら誓った女子生徒の言葉が印象的でした。
小中学校での生活は、いいも悪いも同じ仲間と9年間過ごすことになります。
一度できた人間関係はなかなか変えることが難しいですよね。
それぞれが成長していく中で本当の自分を出して生きていけるような、周りが多様な仲間を受け入れる寛容さを、大人たちがそれぞれのカラーを輝かせることができる環境づくりを、人権教育を通じて構築していくことが大切だと思います。