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登天ポールの「自殺反対、いじめ撲滅」キャンペーン全国行脚 

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POSTED DATE : 2023年12月24日

サンタクロースはいるんでしょうか?

サンタクロースはいるんでしょうか?

今から120年ほど前、のアメリカの新聞「ニューヨーク・サン」へ8歳の女の子から「サンタはいるんでしょうか?」との投書がありました。

この可愛らしい問いかけに、論説委員のフランシス・チャーチ(Francis Church/1839-1906)氏は、1897年9月21日付の社説の中で、優しく丁寧に答えを示しました。

「Yes, Virginia, there is a Santa Claus.」
(そうだよ、バージニア。サンタクロースはいるんだよ。)

このフレーズは、海外では、現在

「信じられないかもしれないが、確かに存在している」

という意味でも使わているそうです。

「人への思いやり、まごころ、愛が存在するのと同じように、サンタクロースは存在するのです」。

本を買っている人もいると思います。

目に見えなくとも存在するものはこの世にはいくらでもある、

そしてそういったものほど本当であり、いつまでも変わらないものだという普遍の真理を、

フランシス・チャーチは教えてくれました。

世界中で語り継がれているこの言葉と物語は、

私達に目に見えないものの大切さを教え、

夢と希望を与え続けてくれているのだと思います。

目に見えないものの大切さを教えてくれる日だと思います。

クリスマスプレゼントを開けるってことは、その人の心を開けることだと思う。

喜んでくれるかなという心、笑顔になってほしいという気持ち、大切に使って、いつも私を思い出してほしいという願いを

受け取ってほしいな。

それは目には見えないこと。

サンタクロースみたいなことだと思います。=温かい気持ち、思いやりの心、

誰もがサンタクロースなんだと思います。

今日は目に見えない大切なこと、そんな話をしたいと思っています。

その前に、、

いじめ撲滅全国行脚が終わって3年後の出来事です。

僕は☆さんという人とふたりでいじめ撲滅全国行脚を約1年かけてしました。

そしてその後も、東京を中心に活動をしていました。

僕たちはふたりとも、いつも心にマウンテン、自殺反対、いじめ撲滅の思いだけを必死で頑張りました。しかし僕たちの思いとは別になかなかこの活動は広がりません。

頑張ってきて頑張ってきても報われませんでした。

でも約10年近く共にやってきた星さんがある日、

「ポール、これからやっていけるのかな。ちょと僕は一度活動から手を引いて別の道をやっていこうと思う」

その時の表情を今でも忘れることはできないです。

全国行脚したことはなんやったんやろう、

あんなに熱い思いでここまで二人で頑張ってきたのに、

こんなことで途切れてええんやろか、

星さんは牧師になり、

僕はこの先ひとりでどうすればいいのかなと迷っていました。

行くべきか、もうやめるべきか。

でも、こんなことで途切れてええんやろか、

ひょっとしたら今こうしている時でも、僕以上悩んでいるひと、そしてひょっとしたらいじめられて苦しんでいる人がいるかもしれない、

そんなことを思った時に、僕は原付で登り竿をおしりで挟み、スピーカーを足元に乗せて、衣装のまま杉並区のアパートから井之頭通りを走り、渋谷の宮下公園へ向かっていました。

元気マウンテンで行こう!!

渋谷の街はクリスマスで華やいでいました。

カップルで溢れ、みんな幸せなんかな~と思った。

渋谷の宮下公園に立つと、懐かしいな、久々やな~、不思議な物で一瞬にして、路上パフォーマーとしての感覚が蘇りました。

しかし、毎週末ここで訴えていたなんて、当然誰も知る由もなく、人々は変な眼差しで苦笑し通り過ぎていきます。

歌いながら、今日はこの曲で最後にしようか、、そう思った時でした。

ひとりの女性がお札をカンパしてくれているではないですか!!!

彼女は三年前の今日、ここで出会った女性でした。

「いつもここを通ると思い出すのよ。まさか今日いるなんて・・。逢えてよかった」

そういって財布を出して5千円カンパをしてくれました。

「きっとあなたの声を聞いて、元気になっている人がどこかにいるから、これからも負けず頑張ってね。今日はクリスマス、メリークリスマス!」

と言って去っていきました。

今日いくかどうか、やめようと思っていた自分、クリスマスということで、恥ずかしがっていた自分、星さんもいないし、いろんな理由をつけて、迷っていたのですが、

彼女と出逢って、吹っ切れたんですね。

応援してくれている人がいる、見てくれている人がいる、

僕は一人じゃなかったんだ。ということを知った瞬間でした。

日も暮れだした渋谷の街、肩を寄せ合うカップルの横目にイルミネーションが輝く街に響かせるように、また力づよくマウンテンソングを歌い始めました。

彼女は僕にとってのサンタクロースでした。

きっとサンタクロースっているんだと思います。

では、素晴らしいクリスマスを。

POSTED DATE : 2023年11月6日

豊中市子ども健やか育み条例の紹介

大阪府豊中市では平成25年(2013年)に子ども健やか育み条例をつくり、子どもの人権を大切にしながら、子どもがまわりの人から愛され、自分らしく健やかに育つことのできるまちをめざしています。

子どもに最もよいことは何なのかをみなが考えながら社会全体で子どもを愛情深く育む地域社会をつくっていきましょうと市民に呼びかけています。

その一環として、子どもの人権に関する理解を深めるため、市内の小・中学校の児童・生徒・保護者を対象に出前講座を実施しており、ぼくは講師の一人として選んで頂いています。

そのおかけだと思うのですが、同市で出会った街の人々が笑顔でとても暖かく、子どもたちも生き生きと生活しているように感じます。

命の尊さや友達のすばらしさや人を思いやる気持ちって、心がやわらかい子どものときに、伝えることが大切だと思う。

小さな頃から他人を思いやれる心を育むことができると思うし、大人になっても困った人を見かけたら自然と手を差し伸べることができるような人間になれると思う。

こういう豊中市のような子供への条例がほかの市町村にもあるんだと思うけど、目にわかるようにもっと全国へ広がってほしいと思う。

近い将来、国レベルで統一した考え方やサービスが作れれば、未来の日本人はとっても素晴らしくなるんだと思う。

POSTED DATE : 2023年11月4日

2023年10月27日 大阪府/豊中市第十七中学校

大阪府の北部にある豊中市第十七中学校一年生100分講演です。

昨年に続き、4回目の同校での講演となります。

もう17年前にもなるいじめ撲滅、自殺反対の全国行脚の話を、今もなお、子供たちや大人に伝えてほしいと声をかけて頂けることに、豊中市教育委員会の職員の皆様や、校長先生、人権担当の先生方に心よりa lot of感謝です。

休憩を挟まずに、100分間も、じっと、また歌も手拍子してくれたりしながら、みんな聴いてくれてありがとマウンテン!

終わった後、生徒たちが近寄ってくれて、あっと片付けを手伝ってくれました。嬉しかったな~。「長い間しんどくなかった?」と言うと「あっという間だった!」と言ってくれたこと、さよならときにマウンテンっ!と声をかけて、山のポーズをしてくれたこと、いろいろなシーンが今も僕の中に残ってます。

またいつかどこかで逢えることを楽しみにしています。

 いつも心にマウンテン

POSTED DATE : 2023年9月30日

2023年9月29日 香川県/高松第一小中学校

香川県高松市の中心にある高松第一小中学校、午前60分、午後60分の2回講演です。

平成22年4月に近隣の小・中学校が統合し、四国で最初の施設一体型小中一貫教育校として開校しました。

「高松第一学園(愛称)」は、「学園」がついてある通り、校内は広々とした空間、まるで私立の大学のような美しい校舎が広がっていて、講演会場となった体育館も「アリーナA」という名前でした。青少年たちがいろいろなことを学びたくなるような学園感?にびっくりしました。

午前中、小学年を対象にした60分講演では、1年生から6年生まで6年の開きがある児童たちにどんな話をすればいいのか悩みましたが、全国行脚で体験した出会いをもとに作った歌を、ギター弾き語りで歌い、なるべくリズムがある歌や手拍子を送れる楽曲を選びました。

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「FRIEND SONG~ともだちのうた~」 作詞・作曲 登天ポール

いつもひとり空を眺めていた私 
言いたいこと言えず黙っていた私
自分を変えたいのに変えれない私 
傘ささずに歩いていた私

「一緒に帰ろう」とあなたは言った

私からのSOS あなたからのやさしさ
ずっと閉じてた心の扉が今…OPEN…光が差し込んで

あなたとあそび合いたい あなたと語り合いたい
あなたと夢育てたい あなたと思い出作りたい

今にも未来にも あなたと共に生きたい
friend song friend song 今 この 学び舎で

あなたと桜みたい あなたと泳ぎたい 
あなたと歌歌いたい あなたと雪見に行きたい

今にも未来にも あなたと共に生きたい
friend song friend song 今 ここ 高松第一小学校

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「FRIEND SONG~ともだちのうた~」は、講演前の校長室で、N校長先生が話してくださった学校への取り組み、「SOS」のキーワードを受けて歌いました。

N校長先生も児童たちも感動してくれて嬉しかったです。

午後からの中学生60分講演では、さきほどとガラッと変わって大人のムードになりました。

小学生たちとは内容も変え、活動を始めたきっかけになった阪神淡路大震災の時の出来事を話しました。

          なぜいじめはいけないのか?

          なぜ命は尊いのか?

その根っこの部分をみんなが分かっていないといじめはなくなっていかないと思う。

21都道府県目で実際に出会った京都府の男性の話を例に出して、わが子を失った悲しみや虚しさの思いを、歌「命輝かせながら」に乗せて歌いました。

短い時間だったけど、小学生、中学生の全9学年の青少年たちと、感じ合い、笑顔で踊りながら交流ができたことは僕の大きな財産となりました。

またどこかで逢える日を楽しみにしています☆

 いつも心にマウンテン!

POSTED DATE : 2023年8月17日

2023年8月11日 香川県/高松人権研究会

香川県人権教育研究会30分講演です。

高松市内、および近郊の幼少中高の先生方や教育関係者などで1年に約4回、石原先生が先導して人権教育の勉強会を開いています。

石原先生は人権感覚は常に磨くことを大切にしています。

時代によって、その都度、その立場によっても人権は変わっていくものです。

最新の人権問題について、あらゆる角度から探して発表してくれます。

特に人間愛、人類愛の絵本、アーティストの歌詞、世界のCM等、人権教育に関わるすべて、ほんとうにどこで見つけてきたんだろうと思うものをいつも披露してくれて、大変勉強できる貴重な機会を提供してくれています。

その懇親会の中で、30分時間をいただきました。

今回は2011年冬に、アパルトヘイト廃止に導いた人権の父とよばれるネルソンマンデラ氏に会いに、南アフリカ共和国へ行った話をしました。

ケープタウンの港から高速船で20分にあるロベン島で、彼は牢獄生活約30年を過ごしました。牢獄内でいくつもの過酷な労働を課せられてもなお、白人の非白人の平和を夢見て、あきらめず、南アフリカ大統領までになったマンデラ氏のゆるぎない信念を歌にした、ギター弾き語り曲「GET and GIVE~ネルソンマンデラの愛~」を披露しました。

当時は僕のいじめ撲滅・自殺反対活動の10年目にあたり、この先どう活動していいかなど揺らいでいた気持ちや葛藤を歌いました。

歌い終わった後、たくさんの拍手を頂き、参加者の多くが僕の活動を続けていくことへの思いや困難をメロディーから感じ取ってくれてたのがとてもうれしかったです。

最後はしあわせマウンテンをめざして「マウンテンソング」を披露しました。

山の日ということもあり、参加者みんなで山のポーズをして、差別のない未来へ心をひとつにしました。

POSTED DATE : 2023年7月3日

2023年7月3日 大阪府/豊中市立豊島小学校

大阪府北部にある豊中市立豊島小学校5年生、6年生45分講演です。

(豊中市では子どもの権利を守る子ども健やか育み条例があります。登天ポールは出前講座の講師として選ばれています)

去年、克明小学校で見てくれていた先生が今回、豊島小学校に転任し、声を掛けてくれました。

7月に入り、梅雨の合間の晴れた日、30度以上に上がった体育館は熱気に包まれていましたが、
オープニング映像が流れ出すと、手拍子が始まり、僕が登場すると、児童たちは暑さを忘れて、僕の話、歌に耳を傾けてくれました。

もしも自分のクラスやグループで、しんどそうにしていたり、悩んでいたり、困っていたり、そんな人を見かけたら一言声を掛けてあげてほしいな、辛い時こそ、励ましてあげてくれたら嬉しいなと思います。とメッセージを込めました。

最後はいじめのない未来を目指して、しあわせマウンテンを目指して、笑顔で繋がり合おうといっしょに踊り、歌いました。マウンテンポーズの時、みんながあまりにもジャンプするので、CDラジカセの音が飛ぶ音響のトラブルもありましたが、無事みんなでナイスマウンテンができてうれしかったです。

また会える日を楽しみしてるよ~、暑い中だったけど、最後まで聴いてくれてありがとマウンテン!

POSTED DATE : 2023年5月24日

2023年5月22日 大阪府/豊中市立克明小学校

大阪府北部、豊中市の中心に位置する克明小学校4年生への講演です。

去年に続き2回目の訪問となりました。

豊中市では子ども健やか育み条例があり、その一環として今回の出前講座があります。→(豊中市のホームページ)

「豊中市は子どもの人権を大切にしながら、子どもがまわりの人から愛され、自分らしく健やかに育つことのできるまちをめざしているんだ。皆さんはとても素晴らしい街に住んでいるということを忘れないで」と伝え、アコースティックギターのメロディーちゃんを紹介しました。

いじめられた子の気持ちを歌った曲「香林坊の少女」ではみんな真剣な表情で思い思いに考えているようでした。

なぜいじめはダメなのか?との問いに、

「学校が楽しくなくなるから」「心が傷つくから」「自殺に繋がるから」

何人かの児童が手をあげて発表してくれました。

最後はみんなでマウンテンソング。

いじめのない明日を目指して、笑顔で踊り、歌い合いました。

最後まで聴いてくれて本当にありがとマウンテン。

またどこかで逢えることを楽しみにしています。

POSTED DATE : 2023年4月18日

過去にいじめられた中学時代の背景

岸田文雄首相が訪れた和歌山市の応援演説会場で爆発物を投げたとして4月15日、威力業務妨害容疑で現行犯逮捕された岸田首相襲撃事件。

「市議会議員になりたい。被選挙権を引き下げてほしい」と去年6月には、参議院議員選挙に立候補できなかったのは憲法違反だとして、国を訴えていたことも分かりました。

文春オンラインの記事によると、木村容疑者は中学時代にイジメに遭い、性格が暗転していったという。

中学生時代の同級生の話では、木村容疑者は小学生の時は人気者だったが、中1の後半から仲間外れになり、半年間は皆から無視されるいじめを受けていたという。

2年生になってからは見かけることも減り、彼は授業には出ずにカウンセリング室に通うことなり、その頃から少しずつ暗く内向的になっていったとのことです。

もしも心の支えになるような仲間がいれば、喜怒哀楽を分かち合う友がいたらと思うと、このような行動を起さなかったんじゃないかなという気がします。

学校で心の教育の授業(命の尊さ、友の素晴らしさ、人権教育といった勉強以外の時間)をどれだけ作ることができるのかも今後の課題となるのではないでしょうか。

POSTED DATE : 2023年4月5日

こども家庭庁に期待

今月1日、東京霞が関のビルの中に設けられたこども家庭庁。
“子ども政策の司令塔”として去年6月に成立した法律に基づいて、約400人の体制で発足しました。

岸田総理大臣は「子どもたちにとって何が最もよいことなのかを常に考え、『こどもまんなか社会』の実現が使命だ。
何よりも大切なのは、子どもたちの意見を聞き、実際に政策に反映させることだ」と述べました。

こどもまんなか社会??
まんなかにこども??おおーついに主役がこどもになったのかい!
ステキなことだ。でもほんとに??

気になったので調べてみました。

主な担当業務

★児童手当の支給
★妊娠から出産・子育てまでの一貫した支援
★保育行政
★児童虐待、いじめ、貧困対策

各省庁の枠を超えて、横断的に取り組み、着実に実施されるよう総合調整にあたり、各府省庁に改善を求める「勧告権」も与えられるとのことらしい。
なんだかこどもに特化した特別な組織っぽくて?いいかも。

さらに深堀り。

こども家庭庁は、次の3つの部局からなります。

☆「長官官房」
各府省庁で横断的に取り組むべき子ども政策を幅広く企画立案するとともに、着実に実施されるよう総合調整にあたります。

☆「成育局」
子どもの育ちを支える政策を中心に担う部局で、児童手当の支給や、妊娠から出産・子育てまでの一貫した伴走型支援、それに保育所やこども園の制度運営などを所管します。

☆「支援局」
児童虐待やいじめ、それに貧困や自殺対策のほか、家族の介護などに追われる「ヤングケアラー」と呼ばれる子どもへの支援など、困難に直面する子どもや家庭を支援する業務を担います。

なるほど。
こどもの目線だけでなく、子育てがしやすいように、保護者の目線からも考えられているんだ。
だから庁名に「家庭」という文言がついたんだね。でも、あれもこれもってなっている感じがしなくもないが・・・。
注目したいのは、3つ目の支援局。
いじめ問題だけでも大変なのに、児童虐待、自殺対策まで入っている。
どれだけの人数が割かれているのか知りたいところ。

「こどもまんなか社会」というからには、いじめや虐待、貧困などで苦しんでいる、困っているこどもたちの意見を実際にどれだけ吸い上げれるのだろうか。
今後も大きな期待をもって注視していきたいと思います。

こども家庭庁HPはこちら↓

https://www.cfa.go.jp/