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登天ポールの「自殺反対、いじめ撲滅」キャンペーン全国行脚 

POSTED DATE : 2014年8月9日

草原の少女

夏休み真っ盛りです。
花火大会やお盆、懐かしい人との出会いなどがある夏休みにはトキメキの出会いもあるのではないでしょうか。
宿題は順調ですか?
僕はこの夏休みの宿題として、2曲作ることとしました。
そのうちの1曲が6月に長野県信濃町での講演の時、訪れた斑尾高原で、どこまでも続く青い空、風にそよぐ緑の中でイメージしてできた曲が「草原の少女」です。
既にある「香林坊の少女」「ガンジスの少女」に続く少女三部作となりました。
   草原の少女
真夏の風 体に受けて 熱い太陽 抱きしめて
青い草原 かけてゆく 今日の扉の空の下
               
新しい景色を 見てみたいから
白いスカート 膨らませ
麦わら帽子が 空へ飛ぶ
果てしない大空へ
遠い遠い未来の世界へ
ル~ル~ル~ 夢を乗せて
羽ばたく 鳥になる
悲しみ涙 風に飛ばし
溢れる思いは 空へ                              
流れる汗は 大地に落として                                 
強くなる きっと きっと
強くなりたい もっと もっと
また講演で披露したいと思います。

POSTED DATE : 2014年7月28日

登天ポールのLINEいじめ対策

青森県八戸市の女子生徒が7月8日、海で死亡しました。
県教育委員会によると女生徒は登校後、行方不明となり、8日に八戸沖で遺体で見つかりました。
いじめをほのめかすメモを残していたということで、母親は今年1月、「人間関係に悩んでいる」と相談し、無料通話アプリのLINEを巡る同級生とのトラブルなどを学校側に伝えていました。
今最も社会問題化しているLINEいじめが関係しているのかもしれない。
ネット時代になって便利になった反面、いじめの形も変わり、いじめも便利になったのだろう。
LINEの悪いうわさが目立っていますが、LINEは使い方を間違えさえしなければ、素晴らしい機能です。
ある女子生徒がLINEの良さについて話してくれました。
・LINEは学校で見ることのできない友達の本当の優しさや明るさを知ることができ、私も本当の自分の性格でいることができる。
・ラインは部活の出欠や持ち物確認も便利
僕自身が子ども達から聞き取り、対策講演を聞き、いくつかの事例を調べた結果、LINEを始めたことで、いじめを受けるパターンはごくまれだということが分かりました。
逆にラインをしないせいで孤立し、いじめの対象になる危険性があることを知りました。
今LINEは中高生の必須アイテムです。
彼らにLINEをさせないのは無理なことです。
スマートホンを持たせない、フィルタリングをかける等の対策は
時代の流れに逆らう愚行な対策だと思います。
それよりも、時代の流れを受け入れて、大人たちがスマートホンの正しい使用法、悪い使用法、どんなリスクがあるのか実際の事例を上げて教育をして(既に大学生などが中心に学校でワークが行われている)、ルールを作り、ネットモラルについて教えていくことが、重要だと思います。
登天ポールのLINEいじめ対策
対策1…悪いメッセージには同調しない
対策2…自分のスタンスを守る
対策3…「既読」してすぐ返信がなくても、人にはいろんな事情があることを知る
対策4…LINEはあくまでもコミュニケーションツール、没頭しすぎない
対策5…コミュニケーションの優先順位1番はフェイスフェイス

僕は感じ合うことの楽しさ、喜び、素晴らしさを、これからもマウンテンポーズで伝えていきたい。

POSTED DATE : 2014年7月21日

サマーバケーション


待望の夏休みがスタートしました。
夏といえば花火。
僕は17年ぶりに花火を見に行きました。
寝転がって見上げる花火、海からズドンズドンと上がる花火…、
僕の腹の上に響き、僕の顔の上にすだれ状になって降ってくる。
おたまじゃくしが夜空を泳いでいくように昇っていき、ドカ~ンと炸裂音と共に、
色とりどりの光が花びらのように広がってゆく。
フィナーレの連発花火は、おお~という歓声が上がり、僕もみんなと一緒に拍手をしていました。
夏休みに入った君たちへ
夏休みが始まったね。
みんなはどんな夏休みを過ごすのかな?
勉強、部活動もいいけど、
ロングバケーションだからこそできる君色の花火をドカ~ンと打ち上げてほしい。
夏の終わりには自分に拍手ができればいいよね。

POSTED DATE : 2014年6月26日

自殺対策白書2014

2014年6月、内閣府は2014年度版の自殺対策白書を公表しました。
それによると、昨年の自殺者数は、前年比575人減の2万7283人となり、
2年連続で3万人未満となって自殺者数は4年連続減少。
一瞬減っていっているのかと安堵したのもつかの間、若者の自殺率は増えていました。
若者の自殺率は諸外国との比較でも高水準で推移していて、先進国(G7)の中でトップでした。
白書は「若い世代の自殺率は高く、深刻な状況」と指摘し、インターネット上の自殺予告事案への対応や、いじめによる自殺予防などの取り組みが必要だとしている。
菅官房長官は6月3日の記者会見で、若者の自殺に関して「未来に向けて生き抜く力を植え付けることを(目標に)政府として教育をはじめ対応策を取っていく」と語りました。
自殺者数の減少は、50歳代の自殺率が減っていることが大きな要因。
しかし、一方で若年層の自殺率は改善せず、15~39歳については、統計を開始した07年以来、7年連続で自殺が死因の一位を占めている。特に20代男性は、死因全体の5割以上が自殺だった。
自殺反対を掲げ訴えている僕にとっては、若者の自殺増加はショックなニュースだった。
それだけ生きにくく、希望を失いやすい国だと思うと自分の使命として頑張っていかなければと痛切に感た自殺対策白書でした。

POSTED DATE : 2014年5月31日

時を越えて

福島県翠の杜高等学校より講演依頼のメールが届きました。
9月に講演に来てほしいとのことでした。
どこからのルート依頼なんだろうか?
担当のH先生は2008年、東京JR山手線32駅での路上ライブを見てくれていたと言いました。
「その時の印象が強く残り、教師になった今、生徒達に登天ポールの歌や全国行脚の話しを聞かせたいのです。」
と言ってくれました。
感動しました。
目頭が熱くなりました。
全国行脚を終えた2月のJR山手線の路上ライブの冷たい風、倒れる幟旗…
訴え続けた冬の路上に立ち止まり、聞いてくれていたH先生からの依頼は嬉しすぎました。
どんなときでもきっと誰かが見てくれている。
声を出したらきっと誰かが反応してくれる。
ひたすらさは伝わる。
思いは伝わる。
すぐには答えがなくたって、あきらめてはいけない。
自分を信じて行動していれば僕みたいに7年ぶりに答えがやってくる。
H先生には成長した今の僕を、そして福島翠の杜高等学校生には歌とトークを精一杯心の限り届けに行きたい。

POSTED DATE : 2014年5月21日

ロマンというもの

金沢から神戸に転居して1か月半が経ちました。
2010年に(いつも心にマウンテン)を出版した時の担当者のNさんからエールのメールが届いた。
その内容はあまりにも高尚で僕を考えさせるものだった。
そして僕の背中を頑張って前進しろ!
ロマンがあるじゃないか!
とのメッセージに取れた。
あまりにも素敵なのでここに紹介したい。
 『批評家に山本夏彦さんという方がいらっしゃいました。
 この人が遺した言葉の一つは「何用あって月世界へ」。
 アメリカが国の威信をかけて人類を月へ送った。
 果たしてそれに何の意味が? 
 大金をかけて食糧不足を、貧富の差を、各地の内戦を解決できたわけではありません。
 しかし、それに多くの人が命をかけてきました。
 科学の追究は人類を好適環境に導くと、という考えもありますが、
 一方で国家的政策とは別に、携わる人々の多くは、そこにロマンを感じていたのだと思います。
 実際、人々の記憶に月面着陸は印象づけられ、
 世界の人々に、同時多発的な精神エネルギー改革を起こしたのではないかと思います。
 そんな芸当は容易にはできない。
 それ自体、お金に換算できないもの。
 それがロマンです。
 しかし、ロマンは時として、大きな価値を生むものなのだと思います。
 お金に替えられない価値を、を~!
 ではご健闘をお祈りしております。』

POSTED DATE : 2014年4月16日

始動

神戸に転居して二週間が過ぎ、今徳島に居る。
忙しい新学期の中、学校訪問をしているが、先生方の人権問題への取り組みは熱く、優しい。
今年は内容も熟考し、昨年内閣府のイギリス派遣で研修した事例も含めて、生徒の心へ届く工夫に全力で努めていきたい。
 悩んでいる子供たちへ
 どうしたんだい、君らしくないじゃないか。
 人生はもっとハッピーに満ち溢れているから今を心配しなくて大丈夫だよ。
 今君がいる場所はクラスや学校の中。良も悪いも一握りの人口しかいない。
 地球から見れば今の場所はほんの一点。
 心配ないさ、君を必要としてくれる人が必ずいる。
 
 疲れた時はそっと肩の荷を下ろし、深呼吸して空を見上げよう。
 空の青さを感じ、風の音を感じ、今ここに立っている自分を感じてほしい。
 
良いも悪いも、それが自分。でも生きている。
 大地に立っている何気ない幸せを感じたら、心が一つ成長した証拠だよ。
 
 ほら、どんどん色鮮やかな景色になっていく。 
 ほら、桜の後から緑の葉っぱが出てきたよ。
 ほら、はぐれ雲が流れてきたよ。
 自分を嫌いにならないで。
 自分を責めないで。
 君はもっと豊かになれるんだから…
 いつも心にマウンテン

POSTED DATE : 2014年4月11日

故郷の桜から

4月に金沢の長い冬を超え故郷神戸に転居
桜便りとふるさとの風は一気にボクの心と体を溶かして行く
夙川の桜を見に行った
一番モコモコした桜の木を発見mt.cgi
風のBGMにのって優雅に揺れる枝先に
ひとつひとつの花びらが 春の光に踊っている
やはり桜は美しい
桜の持つ独特の景色
花の群れから立ち上るゾクッとする霊気
そこから立ち上がる魂の様なものといつのまにか僕は対話している
「今僕は新しいスタート地点からのマウンテン物語を 君のサクラ色に染めて行くぞ」と・・・
日本の国花、桜
暦や巡りの一致で咲く桜
夙川沿いに立つ桜並木が僕の心を奮わせる
新住所
人権教育推進会 いつも心にマウンテン事務局
〒658-0072兵庫県神戸市東灘区岡本7-4-1-205
TEL/FAX078-855-2464
info@toutenpaul.com

登天ポールの「自殺反対、いじめ撲滅」キャンペーン全国行脚

POSTED DATE : 2014年3月17日

命を無駄にするな ~高松市中学生転落事件から~

15日、一通の封書が届きました。
それは高松市教育委員会からの人権教育人材情報への登録申請でした。
高松市の更なる人権指導のために力を貸してほしいというありがたい文章にハッピーな気分になっていました。それは今まで人権の場で訴えてきた登天ポールが認められた喜びでもありました。
そんな中、衝撃的な事件が起こり、心がいたたまれなくなっています。
16日、高松市の中学校で、男子生徒が校舎の4階から転落して、全身を強く打って意識不明の重体。
生徒はサッカー部の練習中に行方がわからなくなり、午後3時ごろ、副顧問が校舎の4階で見つけ、「命を無駄にするな」と声をかけたところ、「ごめんね」と言って、手すりを乗り越え転落したという。
校長先生は「4回ほど生徒全員と面接したが、いじめや体罰は確認していない。ただ、同じことが起こったことは痛恨の極み」と話している。
同校では2013年6月にも、別の2年生男子生徒が、ほぼ同じ場所から転落し、死亡している。
負の連鎖…、詳細はこれからだけれども、同じベランダから飛び降りた彼の心境、衝動に、思いをはせずにはいられない。
幸いにも死に至らなかったことがなによりですが、それにしても中学生の余りにも命を粗末にし過ぎる行動には怒りすら覚えます。
昨年僕は同じ高松市のT中学校で「命」についての講演をしました。
 この青い地球でお母さんが命を懸けて僕たちを生んでくれたんだ。
 お母さんのお母さんも命を懸けてお母さんを生んでくれたんだ。
 そうやって命ってずっと繋がって、一番新しい命が
 君なんだ、あなたなんだ、僕たちなんだ。
 だから自殺するってことはそんなお母さんやお婆ちゃん、またずっと祖先から続いてきた思い、
 健康に育ってほしい、希望をもって育ってほしいという願いまで、絶つことになってしまう。
 だから自殺ってできないよね。
 その願いまで絶つなんてできないよね。

 

POSTED DATE : 2014年3月17日

山形県中1少女のラストレター

山形県天童市で今年1月、中学1年の女子生徒が山形新幹線に飛び込み自殺したニュースが僕には衝撃的でした。
女子生徒の両親が「陰湿ないじめにあっていた」など、いじめ被害を訴える記述がある複数のノートを公開しました。
 
 ノートには、
「独りだった。中学に入学してからは、陰湿な『イジメ』にあっていた。
何が悪いのかも分からずに、ずっと、陰口を言われていた」
「本当ハ『死』ニたくなカッタだけなのに。ダレカ、タスけテよぅ」
「幸せニシテよぅ」
などの記述がありました。
 
カタカナの部分に垣間見える彼女の最後の表現方法が、生きたい気持ちと死んでしまいたい気持ちとが交錯しているように感じて、やりきれない切なさが込みあげてきました。
事故後に学校が行った全校生徒532人のアンケートでは、13人がいじめを知っていたと回答。
100人以上がうわさなどを「聞いたことがある」と答えていました。
生と死の間にかかる今にも崩れ落ちそうな橋の上で、生きる望みを繋ぐ一本の手を見つけたいと思っています。
そんなシーンに出くわしたなら人は「掴まれ~」って瞬時に手が出るものではないだろうか?
それを13人もが手も差し伸べず、言葉もかけず、見なかったこととして通り過ぎて行ったことが残念でなりません。

何気ない一言で、いいと思う。
「今日も青空綺麗だよね」と笑いながらのそんな他愛もない一言が手を差し伸べることになるんだと僕は思う。