先生の悩みに応えようとして、気づいたこと
先日、小学校で講演をさせていただいた時のことです。
事前に担任の先生から、とても印象に残る言葉をいただきました。
「いじめは絶対にしてはいけないことだということを、子どもたちの心の芯に届けたい。」
その言葉を読んだ時、
先生の本気の想いが伝わってきました。
だからこそ私は、
「その想いに応えたい。」
そんな気持ちで講演に向かいました。
ところが講演が終わった帰り道、
ひとつの反省が浮かびました。
私は先生の悩みに応えようとするあまり、
いつも以上に言葉を多く話していたように思うのです。
「いじめはしてはいけない。」
「人を傷つけてはいけない。」
もちろん大切なことです。
でも気づけば、
子どもたちに語りかけるというより、
少し説教のようになっていた自分もいました。
20年以上講演を続けていますが、
子どもたちは正しいことを知らないわけではありません。
本当は、
歌の中で誰かの気持ちを感じたり、
物語の中で自分を重ねたり、
「ひとりじゃない」と感じたりすることで、
心が動くこともあります。
私は講演家として、
先生方の悩みを解決したいと思っています。
でも、
先生方の悩みに引っ張られすぎて、
登天ポールらしさを失ってはいけない。
そんなことを改めて感じました。
先生の悩みは、
講演内容を変えるためのものではなく、
その学年や子どもたちの空気を知るためのもの。
そして私は、
いつものように歌を届け、
言葉を届け、
「ひとりじゃない」というメッセージを届ければいい。
帰り道でそんなことを考えました。
20年やっていても、
まだまだ学ぶことばかりです。
だからこそ、
これからも子どもたちと一緒に成長していきたいと思います。

コメント